カノシタ- ハリタケ科 -

PR
カノシタ写真1
環境
カノシタはマツなどの針葉樹の林の地上に群生しています。
季節
特徴
カノシタのカサは直径が2~9cmほどで幼い時は饅頭型をしていますが、成長してカサが開いていき、老成するとフチが不規則にゆがんだ形になります。カサの色は薄いベージュ色や薄い黄色、淡い橙色などです。
また、最初はビロード状の質感をしていますが、じょじょになめした皮のような質感に変化していきます。

カサの裏の部分はカサとほぼ同色で写真のように棘のような無数の突起が下に垂れ下っており、柄に垂生します。
柄はカサの中心よりも少しずれた位置から出ており、表面の色は白いのですが、こすると黄ばむという特徴があります。柄の太さは上部から根元までほぼ同じか、根元にいく程やや太くなっています。

カノシタの肉はもろくて壊れやすい為、扱いには注意が必要です。
カノシタ写真2
その他の名称
鹿舌、ピエドムートン
学名:[Hydnum repandum]
価格
不明
カノシタは欧米ではシチューやオムレツなどに入れる食用キノコで「pied du mouton(羊の足)」の愛称で親しまれていますが、近年、毒の成分が発見された為、基本的には口に入れない方が良いでしょう。
また、近似種に全体的に白っぽいシロカノシタがありますが、こちらも同様に毒の成分が発見されています。
PR