キツネノロウソク- スッポンタケ科 -

PR
キツネノロウソク写真1
環境
キツネノロウソク各種林内や竹林、公園、庭などの主に腐葉土が積もった場所に群生します。
季節
夏~秋
特徴
キツネノロウソクは幼菌時は直径2cm程度の白い卵のようなやわらかい膜に覆われており、時間が経つとその幕を突き破って棒状のキノコが出てきます。そのキノコは先端に近いほど紅色が強くでており、先端部分には悪臭を放つ濃いオリーブ色の粘液(グレバ)が付着しています。また、先端部分のグレバはその匂いにつられて虫が集まり、その虫達が舐めとってしまうのでしばらくするとなくなってしまいます。

基本的には単独で発生する事はなく卵状の幼菌が集まって発生する為、ひとつ見つかった場合はその周辺を掘ってみると多くのキツネノロウソクの幼菌が見つかる事が多い。
成長し古くなってくると表面の紅色はじょじょに退色していきます。

キツネノロウソクは梅雨の時期から秋にかけて発生し日本以外でも北半球の温帯地域で見られます。

キツネノロウソクに似たキノコとしてはキツネノエフデがあげられます。
キツネノロウソク写真2
その他の名称
狐の蝋燭
学名:[Mutinus caninus]
価格
不明
食べ方
キツネノロウソクは毒があるという情報はありませんが先端の粘液部分の嫌なにおいが強い為、食用にされる事はないようです。
PR