サンコタケ- アカカゴタケ科 -

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サンコタケ写真1
環境
サンコタケは竹やぶや各種林内の地上に群生します。
季節
夏~秋
特徴
サンコタケはカサがないキノコで、柄は短く柄の上から3本から6本の角状の突起が出ていて、頂部でそれらの突起がアーチを描くようにして再びくっついています。
この突起と柄は同じ色でどちらも橙色を帯びた黄色または橙色を帯びた赤色など様々な色をした個体があり、突起の内側の部分は外側よりも濃い色になっていてそこには強い臭いを放つ黒褐色のクレバがあります。

サンコタケの高さは5~10cmほどで直径が2cm程度の卵の殻のような形の幼菌を破って成長します。
また、サンコタケは十分に成長して古くなると褐色を帯びてきて反りかるようにして倒れていきます。

尚、サンコタケの「サンコ(三鈷)」とは密教で使用する煩悩を払うとされる仏具の事で、それと形が似ている事からサンコタケと名づけられました。
サンコタケは変わった形状をしているきのことして知られていますが、似たような形状をしているキノコとしてはカニノツメがあげられます。
サンコタケ写真2
その他の名称
三鈷茸
学名:[Pseudcolous schellenbergiae]
価格
不明
食べ方
サンコタケは腐肉に似た強い悪臭を放つキノコであり、食用にするのは不適とされています。

また、一般的に食べられる事がないので毒性の有り無しについては不明です。
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