ホンシメジ- キシメジ科 -

PR
ホンシメジ写真3
ホンシメジ写真1
環境
コナラやアカマツなどの混じった雑木林に発生します。
また、ホンシメジは菌根を作って植物と共生する菌根菌である為、木の近くに群生するという特徴があります。
山火事や焚火の跡から発生する事もあるようです。
季節
ホンシメジ写真4
ホンシメジ写真2
その他の名称
カンコボウ、ヒャッポンシメジ、ダイコク、ダイコクシメジ、大黒本シメジ(ダイコクホンシメジ)など
学名:[Lyophyllum shimeji]
特徴
ホンシメジのカサは直径が2~8cmほどで形は幼菌時は縁が内に巻いていて饅頭型をしていますが成長と共にカサがじょじょに開いていき、上記の写真のように波をうつ事があります。カサの表面の色は褐色ですが成長するにつれて色が薄くなり、淡灰褐色に変色していきます。

ヒダはやや密に並んでおり、色は白色から淡いクリーム色、柄に湾生または直生しています。
柄は長さが3~10cm、根元にいくほど太くなっていますが中ほどの部分がやや膨らむという特徴があります。柄の表面の色はほぼ白色で質感は滑らかです。
ホンシメジは太い柄と丸みを帯びたカサの形から七福神の大黒天に似ていると言われ「ダイコクシメジ」と呼ばれる事もあります。

肉は全体的に白色でヒダとカサの境目の部分は淡い灰色をしています。胞子紋は白色です。

「香りマツタケ、味シメジ」という有名な言葉がありますが、この言葉の「味シメジ」というのはよくスーパーなどで見かける「ブナシメジ」ではなく「ホンシメジ」を指しています。

名前の一部が共通している「シャカシメジ」や「ハタケシメジ」はホンシメジの近縁種になります。
食べ方
汁物、焼き、炒めもの、揚げ物など。
野生のホンシメジはかなり珍しいキノコになっていますが菌床を使った栽培品は定番の食用キノコのひとつとして広がっています。
見た目、味ともに食用キノコとしては申し分のない美味しいキノコとして知られており、定番の調理法としては「ホイル焼き」や「お吸い物」、「バターしょう油炒め」などがあげられます。
最近では多くの調理法が考案され、イタリア料理の「アヒージョ」に入れたり、炊き込みご飯やクリームパスタの具材などに使用される事も多いようです。

野生のものを食べる際は有毒のきのこであるイッポンシメジとの誤食に注意して下さい。
PR