キノコの乾燥保存の方法

乾燥シイタケ
このページではキノコの最も代表的な保存方法である乾燥保存についてご紹介しています。
市販されている干しシイタケなどの多くの乾燥キノコは時間短縮の為に機械の火力によって乾燥させていますが、ここでは特別な設備がなくても手軽に行う事ができる「天日干し乾燥」による乾燥保存の手順を以下に掲載します。
※乾燥保存に向いたキノコとしてはシイタケ、コウタケ、キクラゲ、マイタケなどがあげられます。逆にヌメリの強いナメコなどは不向きをされています。

1. 取って来たキノコを綺麗にする
乾燥を行う前の下準備としてキノコについたゴミや石づきなどを綺麗に取り除きます。また、厚みのあるキノコは薄くスライスする事もあります。

2. キノコを乾燥させる
風通しの良い場所にキノコを吊るす又は干し物用のカゴに入れるなどして乾燥させます。この際、乾いたり、湿ったりを繰り返すとキノコの風味や色が悪くなるため、そのような環境にならないように注意しながら手早く乾かします。

3.乾燥キノコを保存する
乾燥したキノコが再び湿ったりすると台無しなので密閉できる容器や袋などに入れて密閉します。密閉する際はキノコと一緒に乾燥剤を入れて、より乾燥した環境で保存するようにしましょう。


今では完全な天日干し乾燥のキノコを手に入れる事も少し難しくなっていますのでこうして自分で作った乾燥キノコはある意味、貴重かもしれません。また、天日干し乾燥のキノコは見た目は悪くなりがちですが太陽光によって旨味成分や栄養価が上がるともいわれています。
乾燥キノコを使用する場合は水やぬるま湯に浸して戻してから食べますが、戻す際に使用した出汁(水)も料理に使用する事が多いようです。
今回ご紹介した方法のほかにも火を使ってキノコを乾燥させる方法や冷蔵庫を使う方法もあります。
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