ニオウシメジ- キシメジ科 -

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ニオウシメジ写真1
環境
本来は沖縄や奄美諸島などのサトウキビ畑で見られていたキノコですが現在ではあまり暖かい気候ではない関東地方などでも生育が確認されています。
ニオウシメジは畑や庭、道の傍や空き地など、人が住む場所の近くの地上に発生する事が多いようです。
季節
夏~秋
ニオウシメジ写真2
その他の名称
仁王湿地
学名:[Tricholoma giganteum][Macrocybe gigantea]
価格
特徴
ニオウシメジのカサは直径が10~30cm程度、表面の色は白色またはクリーム色で形は幼菌時は饅頭型ですが成長と共に平らになるまでカサが開いていきます。

ヒダは密に並んでおり、色はカサとほぼ同色で柄に湾生している事が多いとされています。
柄の部分も色はカサと同色で根元に近づくほどにやや太くなっており、多くの基部で融合して大きな株を形成しています。

肉は白色でもろさはなく、しっかりとしています。

ニオウシメジはあまり育っていない時はホンシメジに少し似ているとも言われています。

ニオウシメジはとても大きく成長するキノコなのでニオウシメジを遠目で見た人が大きな白い犬がいると勘違いしたという話も残っています。
1株で10kg以上になる事も多く、記録によれば1株で100kg以上なったものも確認されています。
食べ方
ニオウシメジはソテー、ベーコン焼き、ポタージュなどの洋食の材料や天ぷら、焼き物、汁物などの和食の材料として利用される事が多いようです。
大きく成長するキノコですが古くなったものは嫌なにおいが出始め、美味しいキノコとは言えなくなります。

食用キノコですがシアンを含んでいるので生食は厳禁で食べる際には必ず火を通す必要があります。
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