ミミブサタケ- チャワンタケ科 -

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ミミブサタケ写真1
環境
ミミブサタケは広葉樹の林の中の地上に発生します。日本以外ではメキシコでも確認されています。
季節
夏~秋
特徴
ミミブサタケは高さが10~20cm程度のキノコでひとつの柄がいくつにも枝分かれし、枝分かれした先はウサギの耳を幅広くしたような形になります。耳の内側は艶はなくヌメリもありません。
内側の色は赤褐色~暗い紫褐色で子嚢が一面に並んでいて、その子嚢で胞子が作られます。

柄の部分は地中に深く入り込んでいて肉は硬く表面はデコボコしています。地中に埋まった太くてゴムっぽい根状の部分は菌糸が密に集まったもので「菌核」と呼ばれているものです。

ミミブサタケは世界的に見ても珍しいキノコで日本では明治41年の夏に長野県で初めて発見されました。現在でも珍しいキノコなので見つけた方はかなり運が良いと言えるでしょう。

学名の「gigantea」の部分は「巨大な」という意味です。
その他の名称
耳総茸
学名:[Wynnea gigantea]
価格
不明
食べ方
ミミブサタケは食用には向かないキノコとされています。
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