タマゴタケ- テングタケ科 -

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タマゴタケ写真1
タマゴタケ写真3
タマゴタケ写真5
環境
タマゴタケはナラやシイ、ブナなどの広葉樹の根元や針葉樹の林の地上に発生します。
海外では中国、ロシアなどにも分布しているそうです。
季節
夏~秋
タマゴタケ写真2
タマゴタケ写真4
タマゴタケ写真6
その他の名称
卵茸
学名:[Amanita caesareoides]
※かつては「Amanita hemibapha」とされていました。
価格
不明
特徴
タマゴタケは見た目は毒キノコのようですが、実は食べられる美味しい食用きのこです。しかし、外見の特徴が毒キノコのベニテングタケヤタマゴタケモドキに似ている為、食べる場合には誤食への注意が必要です。かつてはタマゴタケの亜種として扱われていた「キタマゴタケ」や「チャタマゴタケ」はDNA鑑定の結果、異なる種類である事が分かったので現在は別種のキノコとして扱われています。

開いたカサの直径は6~18cmほど、カサの色は赤から赤橙色です。カサの形は最初は卵型でやがて饅頭型になり、最終的には中央部分に少し出っ張りのある平らな形に変形し、色も黄色味を帯びてきます。また、成長過程で縁の付近にはハッキリとした美しい条線があらわれてきます。

タマゴタケのヒダは黄色でやや密に並んでいます。
柄は全体的に黄色味をおびていて斑模様があり、上部にアンズ色のツバが垂れ下がっていて、根元に近づくほどにやや太くなっています。
柄の基部には名前の由来ともなったタマゴ型のツボがありますが、始めはこの白いツボの中にキノコが納まっていて(上記の6枚目の写真を参照)、幼菌時はまるで動物の卵のような姿をしています。

柄の部分の長さは10~20cm程度、柄の根元部分にあるタマゴ型のツボが「タマゴタケ」の名前の由来であり、大きな特徴です。

タマゴタケの肉は概ね白色から淡い黄色で柄の中心部分は空洞になっています。
食べ方
美味しいとされているキノコで汁物、煮物、焼き、炒め物、鍋物など様々な料理に利用されています。
キノコから良い出汁がでるので汁物や煮物、鍋物に特に合うと評判です。
カサの開いていない幼菌の方が美味しいと言われており、柄の部分よりカサの部分が食用に向いています。

特徴の欄でも記しましたがタマゴタケは有毒の「タマゴタケモドキ」や「ベニテングタケ」と似ている為、専門家やベテランの方とよく相談して安全を確認した上で調理して下さい。
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